ライセンス
本システムのソフトウェアライセンス文書をお読み下さい.
同意される場合には次にお進み下さい.
準備
Java Web Startを利用可能なように,
WebブラウザとJRE1.4.2以上の環境をインストールしてください.また,
テスト証明書のインストールをしてください.
Webブラウザ上で次のボタンをクリックする(http://sqs.cmr.sfc.keio.ac.jp/sqs-core/app/SourceEditor.jnlp にアクセスする)ことで,
JavaWebStartによりSQS SourceEditorをインストール/更新/起動します.
タブ形式で複数ファイルを同時に編集できます.
左側画面で,調査票構造のアウトラインを表示します.
右側画面で,アウトラインから選択した部分の編集をします.
「PDFで印刷原稿をプレビュー」を押して,調査票のPDFを生成します.
- ファイル操作関連:
- 「新規作成」メニューで,調査用途に応じたテンプレートを開くことができます.
- 画面上にSQS Source(.sqs)ファイルのアイコンをドラッグ&ドロップすることで開くことができます.
- タブ方式で,複数のファイルを同時に編集できます.
- 開いたファイルごとに,ファイルを開いた日時,書き込み不可フラグ,未保存フラグが内部的に保持されています.
- タブ上に,書き込み不可フラグ,未保存フラグが表記されます.Tooltipにより
ファイルを開いた元となるパスやURLが表示されます.
-
未保存終了警告,未保存ファイル閉じ警告,ファイル上書き警告,別プロセスによる保存警告などの
管理がなされます.
- ノードツリー表示関連:
- 左側のノードツリー画面は読み込んだXMLデータのDOM構造を表しています.
- このツリーはXML名前空間:要素名などに応じたアイコンと,次のような色分けがなされたテキストが表示されます.
- 灰色の文字:ノードが閉じているときには,そのノードの子孫の最初のテキストノードの文字データをダイジェストとして
表示しています.
- 青色の文字:ノードが開いているときには,ノードのXML名前空間:要素名に応じた表記がなされます.
また,ノードごとにカスタマイズされた表記がなされる場合もあります.
- 黒色の文字:ノードがテキストノードの場合には,その内容である文字データが表示されます.
- ノードツリー編集関連:
- 左側のノードツリー画面上でマウスをクリックすることで,右側の
ノードエディタ画面に,クリックしたノードの編集用画面を表示します.
- 左側のノードツリー画面上でマウスをドラッグすることで,複数のノードをまとめて選択する
ことができます.複数のノードがまとめて選択されているときには,
右側ノードエディタ画面に,複数のノードの編集画面が,文書内の出現順に表示されます.
- 左側のノードツリー画面上で入れ子になっているノードを選択すると,
そのノードのエディタが対応している場合には,子孫ノードを内側に含むような形で
ノードエディタが重層的に表示されます.
- 左側のノードツリー画面上でCtrlキーを押しながらマウスをクリック・ドラッグすることで,
XORによる指定をすることができます(非選択を選択する→「選択」,選択を選択する→「選択解除」).
選択範囲が不連続な場合にも対応しています.
- ノードのアイコンの左に表示される開閉ハンドルのクリック,ノードのダブルクリック,
ノードの右クリックによるポップアップメニューから,
選択されたノードの枝を再帰的にすべて表示する機能や,段階的に隠す機能などを実行できます.
- 右クリックによるポップアップメニューから,
選択されたノードをカット・コピーできます.張り付けは,クリックしたノードの「前」に張り付け,
クリックしたノードの「枝」として張り付け,クリックしたノードの「後」に張り付けの3通りから選ぶことが
できます.
- ファイルを越えてノードを張り付けすることができます.
- ノードの新規作成機能,DTDやスキーマに応じた編集内容の支援機能,validation機能は
まだ装備されていません.当面の間,ノードの新規作成が必要な場合には,サンプルファイルから
コピー&張り付けしてください.また,validationが必要な場合には外部のツールを利用してください.
- ノードツリー上の操作のUndo/Redo機能は,まだ装備されていません.
- ノードエディタ関連:
- ノードエディタ上でのテキストは,右クリックメニューによって,コピー・カット・貼り付け・全てを選択ができます.また,Ctrl-Cでコピー, Ctrl-Xでカット,Ctrl-Vで貼り付け,Ctrl-Aで全てを選択のショートカットが
利用できます.
- 選択式設問の選択肢上でクリックしてポップアップメニューを出すと,
『この選択肢の「前」に新しい選択肢を追加』,
『この選択肢の「後」に新しい選択肢を追加』,
『この選択肢を「削除」』の機能を利用できます.
- ノードエディタ上での操作のUndo/Redo機能は,まだ装備されていません.
- 書き出し機能関連:
- 編集中のXMLファイル内容をXSLT/XSL-FO処理することで,
調査現場で実際に利用できるような,
調査票を表現したコンテンツ内容を生成します.
- 書き出しすコンテンツの種類は,調査方法に応じて次の2通りから選ぶことができます.
- Webブラウザ上で回答させるためのHTMLフォームとして表現した内容
- マーク式調査票の印刷原稿をPDFによって表現した内容
(このPDFファイルには,「しおり」として,マーク欄や自由記述欄の位置や,
設問文や設問形式などの情報が埋め込まれます)
- プレビュー機能関連:
- ツールバー上のボタンをクリックすることで,
編集中のXMLファイル内容をXSLT/XSL-FO処理することで,調査で利用できるような
コンテンツを生成し,プレビュー表示用のWebブラウザを自動的に起動して開きます.
- プレビュー内容は,目的に応じて,次の3通りから選ぶことができます.
- Webブラウザ上で回答させるためのHTMLフォームとして表現する方式
- マーク式調査票の印刷原稿のレイアウトをHTMLで模した方式(次項参照)
- マーク式調査票の印刷原稿をPDFによって表現した方式
SQS SourceEditorで生成したPDF表現のサンプル
※1 A)の図版は開発中のSQS2004によるものであり,マーク欄の形が
異なっています(現バージョンでは縦長の丸印の形になっています).
※2 B),C)の図版には旧バージョンであるSQS2003のものを利用しており,
ページ上下の■列の配置や,組版表現上のスタイルがやや異なっている部分があります.
SQS Sourceとその変換結果コンテンツのサンプル
- SFC Open Research Forum 2003(ORF2003)
MarkReader起動
Webブラウザ上で次のボタンをクリックする(http://sqs.cmr.sfc.keio.ac.jp/sqs-core/app/MarkReader.jnlp にアクセスする)ことで,
JavaWebStartによりSQS MarkReaderをインストール/更新/起動します.
読み取り準備
- 読み取り処理の1回分の処理対象を収めたフォルダを用意します.
- 回収された回答用紙のスキャンを行ないます.ページごとにひとつの画像ファイルとし,
名前順でソートしたときに正しい順番になるようなフォルダ名・ファイル名にしてください.
- 画像フォーマットはTIFF,PNG,JPEG,GIF,PNMに対応しています
- 画像の色深度・解像度は任意です.通常の用途では,白黒2値,150dpi程度で十分で
あると思われます.
- そのフォルダの中に調査票の印刷原稿として利用したPDFファイルをコピーしてください
(このPDFファイルには,「しおり」として,マーク欄や自由記述欄の位置や,
設問文や設問形式などの情報が埋め込まれています).
読み取り処理
- MarkReaderの画面内に,前項で用意したフォルダをドラッグ&ドロップすると,
処理結果を保存するフォルダ名の入力用のダイアログボックスが開きます.
フォルダ名を指定すると,読み取り処理が開始されます.
- 6つの処理ステップを経た上で,インジケータの色が変化します.
- インジケータが緑色になって終了すれば,
読み取りは完了です.
- インジケータが赤色になって終了すれば,
何らかの読み取りエラーが発生したということです.
エラーメッセージとして画面上にポップアップしてきたものや,
指定したフォルダ名/ERROR というフォルダの中に保存されたエラー訂正用のヒント
をもとに,元のフォルダの内容を調整して,読み取りをやりなおしてください.
- MarkErrorの個所は,指定したフォルダ名/mark.htmlと
指定したフォルダ名/all.htmlというファイル
内の表の中で,背景が紫色で強調表示された升目からリンクがなされます.
結果一覧の表示
読み取りに成功すると,自動的にWebブラウザが起動し,読み取り結果への
リンク集のHTMLが表示されます
(指定したフォルダ/index.html というファイルが表示されます).
- 指定したフォルダ内に,読み取り結果が作成されています.
- 結果一覧:
- 指定したフォルダ名-csv.txt: CSV形式のファイル(MS932エンコード,TAB区切り形式)
- mark.html: HTML形式のファイル(UTF-8)
- 画像一覧
- all.html: マーク選択内容と自由記述欄を合わせた一覧
- textarea.html: 自由記述欄の一覧
(自由記述欄の画像は,TEXTAREA というフォルダ内に,
元画像ファイル名-サンプル番号-設問番号.png という名前で保存されます)
自由記述欄のテキスト起こし
「自由記述欄のテキスト起こし」とは,
スキャナによって画像として読み込まれ,設問ごとに別々の画像ファイルとして切り分けられた
自由記述欄の画像を素材にし,これを人間が目で読んで,必要に応じてキーボードを
利用して手作業でテキストに起こすという作業です.
MarkReaderは,この「自由記述欄のテキスト起こし」を支援する機能を備えています.
「自由記述欄のテキスト起こし」機能を利用するためには,
読み取り結果一覧のHTML
(指定したフォルダ/index.html というファイル)の中から,
「自由記述欄のテキスト起こし」のリンクをアクセスしてください.
「自由記述欄のテキスト起こし」システムは,
- 入力用Webページを表示するときには,
指定したフォルダ名-csv.txtファイルを読み込み,
以前に記入された初期値を得て,Webページ内のテキスト入力フィールドの中に埋め込みます.
- 「更新」ボタンを押したときに,
指定したフォルダ名-csv.txtファイルと mark.htmlファイルの内容を書き変えます.
というしくみで動作します(※現在の実装ではマーク欄の書き換えには未対応です).
「自由記述欄のテキスト起こし」システムは,基本的に,
クライアント上で「MarkReader」が起動中にしか使えませんが,
index.html, -csv.txt, mark.html, all.html, textarea.html や,
抽出された各種画像などのファイルは,
クライアントのハードディスク上に静的に保存されているものなので,
「MarkReader」を起動していなくても閲覧できます.
また,フォルダの階層構造を相対的に変化させなければ,
別のフォルダやメディア(CD-Rなど),マシンの上に
バックアップした状態であっても閲覧することができます.
なお,「自由記述欄のテキスト起こし」機能は,
クライアント上でMarkReader内部で起動しているマイクロWebサーバ上に
実現されているので,MakrReader同様,クライアントがオフライン
(ネットワークに接続できない)の場合でも,利用できます.
詳細について
MarkReaderでの操作手順などに関して,より詳しい情報は,
「SQS MarkReader利用マニュアル」を参照してください.