これらのコマンドは,トレーナまたはコーチが使用するプロトコルのバージョ ンを通知する. オンラインコーチの場合,コーチがどちらのチームに属するかをTEAMNAMEに よって指定しなければならない. コーチの接続は,そのチームのプレイヤが少なくとも一人以上接続した後で なければならない.
トレーナはinitコマンドの実行を要求されない. しかし,initコマンドの実行は推奨される. initコマンドを使用しなかった場合,古いプロトコルによってサーバとの通 信が行なわれるからである.
トレーナのデフォルトポート番号は6001,オンラインコーチのためのデフォ ルトポート番号は6002である.
サーバからは以下の応答が得られる:
トレーナのコマンドが成功した場合.
オンラインコーチのコマンドが成功した場合.SIDEは'l'か'r'のいずれか.
トレーナとオンラインコーチは同じ構文でこのコマンドを使うことができる が,オンラインコーチの場合は更に制限が課せられる. 詳細は 7.6.2節を参照.
このコマンドは,トレーナの場合は全てのクライアントへ,オンラインコー
チの場合は味方のみへとMESSAGEを配信する.
トレーナに関しては,MESSAGEのフォーマットはプレイヤの場合と同じであ
る.
文字列は,長さが
say_coach_msg_size(4.9.1
節を参照)以下で,英数字と記号().+*/?_で構成されなければならない.
プレイヤがこれらのメッセージを聞く際のフォーマットは 4.3.1節を参照.
サーバからは以下の応答が得られる.
コマンドが成功した.
MESSAGEのフォーマットが不正だった.
これらのコマンドは,チームTEAM_NAMEの背番号UNUMのプレイヤをタイプ PLAYER_TYPEのヘテロジニアスプレイヤ(4.6 節を参照)へと変更するために使用される. PLAYER_TYPEは0から6の数字である. 0はデフォルトのプレイヤタイプを示す. オンラインコーチの場合,プレイヤタイプの変更は自チームのみに限定され るため,引数TEAM_NAMEは省略される.
トレーナは,交替回数制限(3人:subs_max)を守らなくて良い.
オンラインコーチがプレイヤ交替を行なう場合の制限については, 7.6.3節を参照.
サーバからは以下の応答が得られる:
指定チームが存在しない.
change_player_typeコマンドの引数が文字列と二つの整数で ない,またはコマンドが括弧で閉じられていない.
指定チームに指定背番号のプレイヤが存在しない.
コマンドが成功した.
プレイモードが`play_on'である.
試合中に既に3回(subs_maxで指定される)交替を行なっている.
プレイヤタイプがデフォルトではなく,そのタイプのプレイヤが既に3人 (pt_maxで指定される)フィールド上に存在する.
キーパーのプレイヤタイプを変更しようとした.
サーバは味方へ次の情報を送る: