プレイモードをPLAY_MODEに変更する. PLAY_MODEは 4.7.1節で定義されているモードのいずれかで なければならない. ほとんどの場合,プレイモードの要求に対して,サーバはプレイモードを変 更するのみであることに注意. 通常,ボールの位置は変更されないが,いくつかのケースではプレイヤは移 動させられる. 例えば,フリーキックとキックインの時,プレイヤがボールから一定距離以 内の位置にいれば,プレイヤはその範囲外へと移動させられる. `before_kick_off'へ変更した場合,プレイヤは自陣サイドへと 移動させられる. その他のプレイモードについては各自で実験してみること.
サーバからは以下の応答が得られる:
コマンドが成功した.
指定したモードが不正だった.
PLAY_MODE引数が省略された.
OBJECTを絶対位置(X, Y)へと移動させる.
OBJECTにはプレイヤまたはボールを指定する.
VDIRが指定されると,OBJECTの絶対方向がVDIRへと変更される(実際に有効
になるのはOBJECTがプレイヤの場合のみ).
更に, VELとVEL
が指定されると,物体の速度がこの値に応じて変
更される.
OBJECTのフォーマットは 4.3節で述べられているもの
とは異なる.
省略形ではなく完全な名前が使用され,プレイヤは(player TEAM
UNUM),ボールは(ball)となる.
従って,有効なmoveコマンドは(move (player myteam 1) -20.0
-20.0)のようになる.
トレーナは常に左手座標を使用する.
サーバからは以下の応答が得られる:
コマンドが成功した.
OBJECTの指定が不正だった.
位置,向き,あるいは速度の指定が不正だった.
サーバにボールの位置のチェックを要求する. 四つの位置状態が定義されている:
ボールがフィールド内にある.
ボールが左サイドのゴール内にある.
ボールが右サイドのゴール内にある.
ボールがそれら以外の位置にある.
サーバからは以下の応答が得られる:
BALLPOSITIONは上記の状態のいずれかである.
サーバをスタートさせ, 例えば,プレイモードを`kick_off_l' にセットする. このコマンドによって,モニタのキックオフボタンを押すことと同じ効果を 得られる.
トレーナがinitコマンドを送っていない場合,トレーナからの最初 のコマンドは,コマンドの種類に関係なくサーバをスタートさせる.
サーバからは以下の応答が得られる:
コマンドが成功した.
プレイヤのstamina, recovery, effort, hear capacityを試合開始時の値に リセットする.
サーバからは以下の応答が得られる:
コマンドが成功した.
トレーナが聴覚情報を受け取るかどうかを切り替える. MODEはonかoffのいずれかでなければならない. (ear on)が送信されると,サーバは全ての聴覚情報をト レーナへ送信する. フォーマットは表7.3を参照. (ear off)が送信されると,サーバはトレーナへの聴覚情報の送 信を停止する.
サーバからは以下の応答が得られる:
(ok ear off)
いずれもコマンドが成功したことを意味する.
MODE引数が省略された.