move コマンドは,プレイヤをフィールド上の指定位置へと直接移
動させるために用いられる.
move はチームのセットアップのために存在し,通常の試合中には
使用されない.
各ハーフの最初(プレイモードが`before_kick_off'の時)と,ゴールが決
まった後(プレイモードが`goal_r_n'または
`goal_l_n'の時)の場合に利用可能である.
これらの状況では,プレイヤは自陣ハーフ内()の任意の位置へ移動可
能で,プレイモードが変更されない限り,move コマンドの実行回
数に制限は無い.
プレイヤが敵陣ハーフ内へ移動した場合,サーバによって自陣内のランダムな
位置へと移動される.
move コマンドの第二の目的は,キーパーがボールをキャッチした 後に,ペナルティエリア内でキーパーを移動させることである ( 4.5.1節も参照). キーパーがボールをキャッチすると,キーパーはボールと共にペナルティエリ ア内を移動できる. キーパーには,ボールをキックするまでにgoalie_max_moves回ま での move コマンドの実行が許可されている. それ以上 move コマンドを実行しても何の効果も得られず,サー バからは (error too_many_moves) という応答が得られる.