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人間の審判が判断するルール
プレイヤの意図に関係するため,``オブストラクション''(妨害)のようなファ
ウルを自動的に判断することは困難である.このような状況を解決するために,
サーバは人間の介入を可能にするインターフェイスを提供する.これによって,
人間の審判が試合を中断し,いずれ可のチームにフリーキックを与えることが
可能となっている.下記は,RoboCup 2000の競技会に先立って採択されたガイ
ドラインであり,その後使用され続けているものである.
- ボールを取り囲む.
- あまりに多数のプレイヤでゴールをブロックする.
- 与えられたサイクル内でボールをプレイに戻さない(キックインなどを行わない).
現在では,このルールは自動審判によって充分に扱われる.もし
drop_ball_time サイクル経過してもボールをプレイに戻せなけれ
ば,審判によって drop_ball が発行される.しかしながら,ボールをプレ
イに戻すのを何度も失敗するようであれば,人間の審判が先にボールをド
ロップしてもよい.
- 他のプレイヤの動きを意図的にブロックする.
- キーパが catch コマンドを繰り返す(ペナルティエリア内
で安全にボールを移動させることが可能となってしまうため,キーパがキッ
クとキャッチを繰り返してはならない).
- メッセージでサーバを溢れさせる.
プレイヤは,1サイクル中に3また4以上のコマンドをサーバへ送信するべき
ではない.サーバに以上が認められれば,または試合終了後に要求があれば,
コマンドの乱用がチェックされるかもしれない.
- 不適切な振る舞い
プレイヤが不適切な手段で試合を妨害しているのが確認されれば,人間の審
判は試合を中断して相手チームへフリーキックを与えることができる.
Hidehisa Akiyama
2004-11-21