バージョン 2.5 で追加.
このモジュールは Unix のシャドウパスワードデータベースへのアクセスを提供します。様々な Unix 環境で利用できます。
シャドウパスワードデータベースへアクセスできる権限が必要(大抵の場合 root である必要があります)です。
シャドウパスワードデータベースのエントリはタプル状のオプジェクトで提供され、その属性は spwd 構造のメンバーに対応しています(以下を参照してください。 <shadow.h>を参照):
Index | Attribute | Meaning |
---|---|---|
0 | sp_nam | ログイン名 |
1 | sp_pwd | 暗号化されたパスワード |
2 | sp_lstchg | 最終更新日 |
3 | sp_min | パスワード変更が出来るようになるまでの最小日数 |
4 | sp_max | パスワードを変更しなくても良い最大日数 |
5 | sp_warn | パスワードが期限切れになる前に、期限切れが近づいている旨の警告をユーザに出しはじめる日数 |
6 | sp_inact | パスワードが期限切れになってから、アカウントがinactiveとなり使用できなくなるまでの日数 |
7 | sp_expire | 1970-01-01からアカウントが使用できなくなるまでの日数 |
8 | sp_flag | 将来のために予約 |
sp_nam と sp_pwd は文字列で、他は全て整数です。
エントリが見つからなかった時は KeyError が起きます。
このモジュールでは以下を定義しています:
与えられたユーザ名に対応するシャドウパスワードデータベースのエントリを返します。
利用可能なシャドウパスワードデータベースの全エントリを任意の順番で返します。