ノート
urllib2 モジュールは、Python 3.0で urllib.request, urllib.error に分割されました。 2to3 ツールが自動的にソースコードのimportを修正します。
urllib2 モジュールは基本的な認証、暗号化認証、リダイレクション、クッキー、その他の介在する複雑なアクセス環境において (大抵は HTTP で) URL を開くための関数とクラスを定義します。
urllib2 モジュールでは以下の関数を定義しています:
URL url を開きます。 url は文字列でも Request オブジェクトでもかまいません。
data はサーバに送信する追加のデータを示す文字列か、そのようなデータが無ければ None を指定します。現時点でHTTP リクエストは data をサポートする唯一のリクエスト形式です; data パラメタが指定が指定された場合、HTTP リクエストは GET でなく POST になります。 data は標準的な application/x-www-form-urlencoded 形式のバッファでなくてはなりません。 urllib.urlencode() 関数はマップ型か2タプルのシーケンスを取り、この形式の文字列を返します。
オプションの timeout 引数は、接続開始などのブロックする操作におけるタイムアウト時間を秒数で指定します。 (指定されなかった場合、グローバルのデフォルトタイムアウト時間が利用されます) この引数は、 HTTP, HTTPS, FTP, FTPS 接続でのみ有効です。
この関数は以下の 2 つのメソッドを持つファイル類似のオブジェクトを返します:
エラーが発生した場合 URLError を送出します。
どのハンドラもリクエストを処理しなかった場合には None を返すことがあるので注意してください (デフォルトでインストールされるグローバルハンドラの OpenerDirector は、 UnknownHandler を使って上記の問題が起きないようにしています)。
さらに、プロキシが設定されているときは、デフォルトでインストールされる ProxyHandler がリクエストを処理するようになっています。
バージョン 2.6 で変更: timeout 引数が追加されました。
標準で URL を開くオブジェクトとして OpenerDirector のインスタンスをインストールします。このコードは引数が本当に OpenerDirector のインスタンスであるかどうかはチェックしないので、適切なインタフェースを持ったクラスは何でも動作します。
与えられた順番に URL ハンドラを連鎖させる OpenerDirector のインスタンスを返します。 handler は BaseHandler または BaseHandler のサブクラスのインスタンスのどちらかです (どちらの場合も、コンストラクトは引数無しで呼び出せるようになっていなければなりません) 。以下のクラス:
ProxyHandler, UnknownHandler, HTTPHandler, HTTPDefaultErrorHandler, HTTPRedirectHandler, FTPHandler, FileHandler, HTTPErrorProcessor
については、そのクラスのインスタンスか、そのサブクラスのインスタンスが handler に含まれていない限り、 handler よりも先に連鎖します。
Python が SSL をサポートするように設定してインストールされている場合 (すなわち、 ssl モジュールを import できる場合) HTTPSHandler も追加されます。
Python 2.3 からは、 BaseHandler サブクラスでも handler_order メンバ変数を変更して、ハンドラリスト内での場所を変更できるようになりました。
状況に応じて、以下の例外が送出されます:
ハンドラが何らかの問題に遭遇した場合、この例外 (またはこの例外から派生した例外)を送出します。この例外は IOError のサブクラスです。
このエラーの原因。メッセージ文字列か、他の例外のインスタンス(リモートURLの場合は socket.error, ローカルURLの場合は OSError)。
これは例外(URLError のサブクラス)ですが、このオブジェクトは例外でないファイル類似のオブジェクトとして返り値に使うことができます (urlopen() が返すのと同じものです)。この機能は、例えばサーバからの認証リクエストのように、変わった HTTP エラーを処理するのに役立ちます。
以下のクラスが提供されています:
このクラスは URL リクエストを抽象化したものです。
url は有効な URL を指す文字列でなくてはなりません。
data はサーバに送信する追加のデータを示す文字列か、そのようなデータが無ければ None を指定します。現時点でHTTP リクエストは data をサポートする唯一のリクエスト形式です; data パラメタが指定が指定された場合、HTTP リクエストは GET でなく POST になります。 data は標準的な application/x-www-form-urlencoded 形式のバッファでなくてはなりません。 urllib.urlencode() 関数はマップ型か2タプルのシーケンスを取り、この形式の文字列を返します。
headers は辞書でなくてはなりません。この辞書は add_header() を辞書のキーおよび値を引数として呼び出した時と同じように扱われます。この引数はよく、ブラウザが何であるかを特定する User-Agent ヘッダを偽装するために用いられます。幾つかのHTTPサーバーが、スクリプトからのアクセスを禁止するために、一般的なブラウザの User-Agent ヘッダーしか許可しないからです。例えば、 Mozilla Firefox は User-Agent に "Mozilla/5. (X11; U; Linux i686) Gecko/20071127 Firefox/2.0.0.11" のように設定し、 urllib2 はデフォルトで "Python-urllib/2.6" (Python 2.6の場合)と設定します。
最後の二つの引数は、サードパーティの HTTP クッキーを正しく扱いたい場合にのみ関係してきます:
origin_req_host は、 RFC 2965 で定義されている元のトランザクションにおけるリクエストホスト (request-host of the origin transaction) です。デフォルトの値は cookielib.request_host(self) です。この値は、ユーザによって開始された元々のリクエストにおけるホスト名や IP アドレスです。例えば、もしリクエストがある HTML ドキュメント内の画像を指していれば、この値は画像を含んでいるページへのリクエストにおけるリクエストホストになるはずです。
unverifiable は、 RFC 2965 の定義において、該当するリクエストが証明不能 (unverifiable) であるかどうかを示します。デフォルトの値は False です。証明不能なリクエストとは、ユーザが受け入れの可否を選択できないような URL を持つリクエストのことです。例えば、リクエストが HTML ドキュメント中の画像であり、ユーザがこの画像を自動的に取得するかどうかを選択できない場合には、証明不能フラグは True になります。
OpenerDirector クラスは、 BaseHandler の連鎖的に呼び出して URL を開きます。このクラスはハンドラをどのように連鎖させるか、またどのようにエラーをリカバリするかを管理します。
このクラスはハンドラ連鎖に登録される全てのハンドラがベースとしているクラスです – このクラスでは登録のための単純なメカニズムだけを扱います。
HTTP エラー応答のための標準のハンドラを定義します; 全てのレスポンスに対して、例外 HTTPError を送出します。
リダイレクションを扱うクラスです。
HTTP Cookie を扱うためのクラスです。
このクラスはプロキシを通過してリクエストを送らせます。引数 proxies を与える場合、プロトコル名からプロキシの URL へ対応付ける辞書でなくてはなりません。標準では、プロキシのリストを環境変数 <protocol>_proxy から読み出します。
プロキシ環境変数が設定されていない場合は、 Windows 環境では、レジストリのインターネット設定セクションからプロキシ設定を手に入れ、 Mac OS X 環境では、 OS X システム設定フレームワーク (System Configuration Framework) からプロキシ情報を取得します。
自動検出されたproxyを無効にするには、空の辞書を渡してください。
(realm, uri) -> (user, password) の対応付けデータベースを保持します。
(realm, uri) -> (user, password) の対応付けデータベースを保持します。レルム None はその他諸々のレルムを表し、他のレルムが該当しない場合に検索されます。
このクラスはHTTP 認証を補助するための混ぜ込みクラス (mixin class) です。遠隔ホストとプロキシの両方に対応しています。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
遠隔ホストとの間での認証を扱います。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
プロキシとの間での認証を扱います。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
このクラスはHTTP 認証を補助するための混ぜ込みクラス (mixin class) です。遠隔ホストとプロキシの両方に対応しています。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
遠隔ホストとの間での認証を扱います。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
プロキシとの間での認証を扱います。 password_mgr を与える場合、 HTTPPasswordMgr と互換性がなければなりません; 互換性のためにサポートしなければならないインタフェースについての情報はセクション HTTPPasswordMgr オブジェクト を参照してください。
HTTP の URL を開きます。
HTTPS の URL を開きます。
ローカルファイルを開きます。
FTP の URL を開きます。
FTP の URL を開きます。遅延を最小限にするために、開かれている FTP 接続に対するキャッシュを保持します。
その他諸々のためのクラスで、未知のプロトコルの URL を開きます。
以下のメソッドは Request の全ての公開インタフェースを記述します。従ってサブクラスではこれら全てのメソッドをオーバライドしなければなりません。
Request のデータを data に設定します。この値は HTTP ハンドラ以外のハンドラでは無視されます。HTTP ハンドラでは、データはバイト文字列でなくてはなりません。このメソッドを使うとリクエストの形式が GET から POST に変更されます。
HTTP リクエストメソッドを示す文字列を返します。このメソッドは HTTP リクエストだけに対して意味があり、現状では常に 'GET' か 'POST' のいずれかの値を返します。
インスタンスが None でないデータを持つかどうかを返します。
インスタンスのデータを返します。
リクエストに新たなヘッダを追加します。ヘッダは HTTP ハンドラ以外のハンドラでは無視されます。HTTP ハンドラでは、引数はサーバに送信されるヘッダのリストに追加されます。同じ名前を持つヘッダを 2 つ以上持つことはできず、 key の衝突が生じた場合、後で追加したヘッダが前に追加したヘッダを上書きします。現時点では、この機能は HTTP の機能を損ねることはありません。というのは、複数回呼び出したときに意味を持つようなヘッダには、どれもただ一つのヘッダを使って同じ機能を果たすための (ヘッダ特有の) 方法があるからです。
リダイレクトされたリクエストには追加されないヘッダを追加します。
バージョン 2.4 で追加.
インスタンスが名前つきヘッダであるかどうかを (通常のヘッダと非リダイレクトヘッダの両方を調べて) 返します。
バージョン 2.4 で追加.
コンストラクタで与えられた URL を返します。
URL のタイプ — いわゆるスキーム (scheme) — を返します。
接続を行う先のホスト名を返します。
セレクタ — サーバに送られる URL の一部分 — を返します。
リクエストがプロキシサーバを経由するように準備します。 host および type はインスタンスのもとの設定と置き換えられます。インスタンスのセレクタはコンストラクタに与えたもともとの URL になります。
OpenerDirector インスタンスは以下のメソッドを持っています:
handler は BaseHandler のインスタンスでなければなりません。以下のメソッドを使った検索が行われ、URL を取り扱うことが可能なハンドラの連鎖が追加されます (HTTP エラーは特別扱いされているので注意してください)。
与えられた url (リクエストオブジェクトでも文字列でもかまいません) を開きます。オプションとして data を与えることができます。引数、返り値、および送出される例外は urlopen() と同じです (urlopen() の場合、標準でインストールされているグローバルな OpenerDirector の open() メソッドを呼び出します) 。オプションの timeout 引数は、接続開始のようなブロックする処理におけるタイムアウト時間を秒数で指定します。(指定しなかった場合は、グローバルのデフォルト設定が利用されます) タイムアウト機能は、 HTTP, HTTPS, FTP, FTPS 接続でのみ有効です。
バージョン 2.6 で変更: timeout 引数が追加されました
与えられたプロトコルにおけるエラーを処理します。このメソッドは与えられたプロトコルにおける登録済みのエラーハンドラを (プロトコル固有の) 引数で呼び出します。 HTTP プロトコルは特殊なケースで、特定のエラーハンドラを選び出すのに HTTP レスポンスコードを使います; ハンドラクラスの http_error_*() メソッドを参照してください。
返り値および送出される例外は urlopen() と同じものです。
OpenerDirector オブジェクトは、以下の 3 つのステージに分けて URL を開きます:
各ステージで OpenerDirector オブジェクトのメソッドがどのような順で呼び出されるかは、ハンドラインスタンスの並び方で決まります。
protocol_request 形式のメソッドを持つ全てのハンドラに対してそのメソッドを呼び出し、リクエストのプリプロセスを行います。
protocol_open 形式のメソッドを持つハンドラを呼び出し、リクエストを処理します。このステージは、ハンドラが None でない値 (すなわちレスポンス) を返すか、例外 (通常は URLError) を送出した時点で終了します。例外は伝播 (propagate) できます。
実際には、上のアルゴリズムではまず default_open() という名前のメソッドを呼び出します。このメソッドが全て None を返す場合、同じアルゴリズムを繰り返して、今度は protocol_open 形式のメソッドを試します。メソッドが全て None を返すと、さらに同じアルゴリズムを繰り返して unknown_open() を呼び出します。
これらのメソッドの実装には、親となる OpenerDirector インスタンスの open() や error() といったメソッド呼び出しが入る場合があるので注意してください。
protocol_response 形式のメソッドを持つ全てのハンドラに対してそのメソッドを呼び出し、リクエストのポストプロセスを行います。
BaseHandler オブジェクトは直接的に役に立つ 2 つのメソッドと、その他として派生クラスで使われることを想定したメソッドを提供します。以下は直接的に使うためのメソッドです:
親オブジェクトとして、 director を追加します。
全ての親オブジェクトを削除します。
以下のメンバおよびメソッドは BaseHandler から派生したクラスでのみ使われます:
ノート
慣習的に、 protocol_request() や protocol_response() といったメソッドを定義しているサブクラスは *Processor と名づけ、その他は * Handler と名づけることになっています
有効な OpenerDirector です。この値は違うプロトコルを使って URL を開く場合やエラーを処理する際に使われます。
このメソッドは BaseHandler では定義されて いません 。しかし、全ての URL をキャッチさせたいなら、サブクラスで定義する必要があります。
このメソッドが定義されていた場合、 OpenerDirector から呼び出されます。このメソッドは OpenerDirector のメソッド open() が返す値について記述されているようなファイル類似のオブジェクトか、 None を返さなくてはなりません。このメソッドが送出する例外は、真に例外的なことが起きない限り、 URLError を送出しなければなりません (例えば、 MemoryError を URLError をマップしてはいけません)。
このメソッドはプロトコル固有のオープンメソッドが呼び出される前に呼び出されます。
(“protocol” は実際にはプロトコル名です)
このメソッドは BaseHandler では定義されて いません 。しかし protocol の URL をキャッチしたいなら、サブクラスで定義する必要があります。
このメソッドが定義されていた場合、 OpenerDirector から呼び出されます。戻り値は default_open() と同じでなければなりません。
このメソッドは BaseHandler では定義されて いません 。しかし URL を開くための特定のハンドラが登録されていないような URL をキャッチしたいなら、サブクラスで定義する必要があります。
このメソッドが定義されていた場合、 OpenerDirector から呼び出されます。戻り値は default_open() と同じでなければなりません。
このメソッドは BaseHandler では定義されて いません 。しかしその他の処理されなかった HTTP エラーを処理する機能をもたせたいなら、サブクラスで定義する必要があります。このメソッドはエラーに遭遇した OpenerDirector から自動的に呼び出されます。その他の状況では普通呼び出すべきではありません。
req は Request オブジェクトで、 fp は HTTP エラー本体を読み出せるようなファイル類似のオブジェクトになります。 code は 3 桁の 10 進数からなるエラーコードで、 msg ユーザ向けのエラーコード解説です。 hdrs はエラー応答のヘッダをマップしたオブジェクトです。
返される値および送出される例外は urlopen() と同じものでなければなりません。
nnn は 3 桁の 10 進数からなる HTTP エラーコードでなくてはなりません。このメソッドも BaseHandler では定義されていませんが、サブクラスのインスタンスで定義されていた場合、エラーコード nnn の HTTP エラーが発生した際に呼び出されます。
特定の HTTP エラーに対する処理を行うためには、このメソッドをサブクラスでオーバライドする必要があります。
引数、返される値、および送出される例外は http_error_default() と同じものでなければなりません。
(“protocol” は実際にはプロトコル名です)
このメソッドは BaseHandler では 定義されていません が、サブクラスで特定の protocol のリクエストのプリプロセスを行いたい場合には定義する必要があります。
このメソッドが定義されていると、親となる OpenerDirector から呼び出されます。その際、 req は Request オブジェクトになります。戻り値は Request オブジェクトでなければなりません。
(“protocol” は実際にはプロトコル名です)
このメソッドは BaseHandler では 定義されていません が、サブクラスで特定の protocol のリクエストのポストプロセスを行いたい場合には定義する必要があります。
このメソッドが定義されていると、親となる OpenerDirector から呼び出されます。その際、 req は Request オブジェクトになります。 response は urlopen() の戻り値と同じインタフェースを実装したオブジェクトになります。戻り値もまた、 urlopen() の戻り値と同じインタフェースを実装したオブジェクトでなければなりません。
ノート
HTTP リダイレクトによっては、このモジュールのクライアントコード側での処理を必要とします。その場合、 HTTPError が送出されます。様々なリダイレクトコードの厳密な意味に関する詳細は RFC 2616 を参照してください。
リダイレクトの通知に応じて、 Request または None を返します。このメソッドは http_error_30*() メソッドにおいて、リダイレクトの通知をサーバから受信した際に、デフォルトの実装として呼び出されます。リダイレクトを起こす場合、新たな Request を生成して、 http_error_30*() が newurl へリダイレクトを実行できるようにします。そうでない場合、他のどのハンドラにもこの URL を処理させたくなければ HTTPError を送出し、リダイレクト処理を行うことはできないが他のハンドラなら可能かもしれない場合には None を返します。
Location: か URI: のURL にリダイレクトします。このメソッドは HTTP における ‘moved permanently’ レスポンスを取得した際に親オブジェクトとなる OpenerDirector によって呼び出されます。
http_error_301() と同じですが、’found’ レスポンスに対して呼び出されます。
http_error_301() と同じですが、’see other’ レスポンスに対して呼び出されます。
http_error_301() と同じですが、’temporary redirect’ レスポンスに対して呼び出されます。
バージョン 2.4 で追加.
HTTPCookieProcessor インスタンスは属性をひとつだけ持ちます:
クッキーの入っている cookielib.CookieJar オブジェクトです。
(“protocol” は実際にはプロトコル名です)
ProxyHandler は、コンストラクタで与えた辞書 proxies にプロキシが設定されているような protocol 全てについて、メソッド protocol_open を持つことになります。このメソッドは request.set_proxy() を呼び出して、リクエストがプロキシを通過できるように修正します。その後連鎖するハンドラの中から次のハンドラを呼び出して実際にプロトコルを実行します。
以下のメソッドは HTTPPasswordMgr および HTTPPasswordMgrWithDefaultRealm オブジェクトで利用できます。
uri は単一の URI でも複数の URI からなるシーケンスでもかまいません。 realm 、 user および passwd は文字列でなくてはなりません。このメソッドによって、 realm と与えられた URI の上位 URI に対して (user, passwd) が認証トークンとして使われるようになります。
与えられたレルムおよび URI に対するユーザ名またはパスワードがあればそれを取得します。該当するユーザ名/パスワードが存在しない場合、このメソッドは (None, None) を返します。
HTTPPasswordMgrWithDefaultRealm オブジェクトでは、与えられた realm に対して該当するユーザ名/パスワードが存在しない場合、レルム None が検索されます。
ユーザ名/パスワードを取得し、再度サーバへのリクエストを試みることで、サーバからの認証リクエストを処理します。 authreq はリクエストにおいてレルムに関する情報が含まれているヘッダの名前、 host は認証を行う対象の URL とパスを指定します、 req は (失敗した) Request オブジェクト、そして headers はエラーヘッダでなくてはなりません。
host は、オーソリティ (例 "python.org") か、オーソリティコンポーネントを含む URL (例 "http://python.org") です。どちらの場合も、オーソリティはユーザ情報コンポーネントを含んではいけません (なので、 "python.org" や "python.org:80" は正しく、 "joe:password@python.org" は不正です) 。
認証情報がある場合、認証情報付きで再度リクエストを試みます。
認証情報がある場合、認証情報付きで再度リクエストを試みます。
認証情報がある場合、認証情報付きで再度リクエストを試みます。
認証情報がある場合、認証情報付きで再度リクエストを試みます。
HTTP リクエストを送ります。 req.has_data() に応じて、 GET または POST のどちらでも送ることができます。
HTTPS リクエストを送ります。 req.has_data() に応じて、 GET または POST のどちらでも送ることができます。
ホスト名がない場合、またはホスト名が 'localhost' の場合にファイルをローカルでオープンします。そうでない場合、プロトコルを ftp に切り替え、 parent を使って再度オープンを試みます。
req で表されるファイルを FTP 越しにオープンします。ログインは常に空のユーザネームおよびパスワードで行われます。
CacheFTPHandler オブジェクトは FTPHandler オブジェクトに以下のメソッドを追加したものです:
接続のタイムアウトを t 秒に設定します。
キャッシュ付き接続の最大接続数を m に設定します。
バージョン 2.4 で追加.
HTTP エラーレスポンスを処理します。
エラーコード 200 の場合、レスポンスオブジェクトを即座に返します。
200 以外のエラーコードの場合、 OpenerDirector.error() を介して protocol_error_code メソッドに仕事を引き渡します。最終的にどのハンドラもエラーを処理しなかった場合、 urllib2.HTTPDefaultErrorHandler が HTTPError を送出します。
以下の例では、 python.org のメインページを取得して、その最初の 100 バイト分を表示します:
>>> import urllib2
>>> f = urllib2.urlopen('http://www.python.org/')
>>> print f.read(100)
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<?xml-stylesheet href="./css/ht2html
今度は CGI の標準入力にデータストリームを送信し、CGI が返すデータを読み出します。この例は Python が SSL をサポートしている場合にのみ動作することに注意してください。
>>> import urllib2
>>> req = urllib2.Request(url='https://localhost/cgi-bin/test.cgi',
... data='This data is passed to stdin of the CGI')
>>> f = urllib2.urlopen(req)
>>> print f.read()
Got Data: "This data is passed to stdin of the CGI"
上の例で使われているサンプルの CGI は以下のようになっています:
#!/usr/bin/env python
import sys
data = sys.stdin.read()
print 'Content-type: text-plain\n\nGot Data: "%s"' % data
以下はベーシック HTTP 認証の例です:
import urllib2
# ベーシック HTTP 認証をサポートする OpenerDirector を作成する...
auth_handler = urllib2.HTTPBasicAuthHandler()
auth_handler.add_password(realm='PDQ Application',
uri='https://mahler:8092/site-updates.py',
user='klem',
passwd='kadidd!ehopper')
opener = urllib2.build_opener(auth_handler)
# ...urlopen から利用できるよう、グローバルにインストールする
urllib2.install_opener(opener)
urllib2.urlopen('http://www.example.com/login.html')
build_opener() はデフォルトで沢山のハンドラを提供しており、その中に ProxyHandler があります。デフォルトでは、 ProxyHandler は <scheme>_proxy という環境変数を使います。ここで <scheme> は URL スキームです。例えば、 HTTP プロキシの URL を得るには、環境変数 http_proxy を読み出します。
この例では、デフォルトの ProxyHandler を置き換えてプログラム的に作成したプロキシ URL を使うようにし、 ProxyBasicAuthHandler でプロキシ認証サポートを追加します。
proxy_handler = urllib2.ProxyHandler({'http': 'http://www.example.com:3128/'})
proxy_auth_handler = urllib2.ProxyBasicAuthHandler()
proxy_auth_handler.add_password('realm', 'host', 'username', 'password')
opener = urllib2.build_opener(proxy_handler, proxy_auth_handler)
# 今回は OpenerDirector をインストールするのではなく直接使います:
opener.open('http://www.example.com/login.html')
以下は HTTP ヘッダを追加する例です:
headers 引数を使って Request コンストラクタを呼び出す方法の他に、以下のようにできます:
import urllib2
req = urllib2.Request('http://www.example.com/')
req.add_header('Referer', 'http://www.python.org/')
r = urllib2.urlopen(req)
OpenerDirector は全ての Request に User-Agent ヘッダを自動的に追加します。これを変更するには:
import urllib2
opener = urllib2.build_opener()
opener.addheaders = [('User-agent', 'Mozilla/5.0')]
opener.open('http://www.example.com/')
のようにします。
また、 Request が urlopen() (や OpenerDirector.open()) に渡される際には、いくつかの標準ヘッダ (Content-Length, Content-Type および Host) も追加されることを忘れないでください。