自分の Web ページに影鷹アプレットを配置するまでは、アプレット版のインストール を参照してください。
作った HTML がうまく表示されなかったり、した場合は、Java コンソールを参照してください。Java コンソールは Internet Explorer の場合は「表示」メニューに有ります。もし無い場合は、「インターネットオプション」の「詳細設定」で「Java コンソールの使用」をチェックし、ブラウザを開き直してください。Sun の Java Plug-in をインストールしている場合は、「ツール」メニューの「Java コンソール (Sun)」を使用します。Mozilla の場合は、「ツール」メニューの「Web 開発」に有ると思います。
アプレットの場合、どういった環境の人がアクセスするか分からないので、なるべく注意して作る必要があります。注意点を上げます。
-
影鷹で表示する HTML は Shift_JIS か iso-2022-jp にする。
Microsoft の JavaVM は EUC-JP を読み込めないので注意してください。UTF-8 は Netscape の 4.x 系で読むことが出来ません(使っている人はほとんどいないでしょうけど)。
-
1ページを小さくする。
FAQ にも載っていますが、画面の長さが長いと、メモリー不足により表示できなくなってしまいます。「影鷹アプレットで表示されないことがある!」を参照してください。
<param>
タグで指定できるパラメータを説明します。このパラメータは、次のように <applet>
タグで囲まれた中に指定します。
<applet ... 省略 ... >
<param name="パラメータ名" value="値" />
<param name="パラメータ名" value="値" />
</applet>
パラメータ名 |
省略時 |
効果 |
url |
(無し) |
アプレットが起動直後に読み込むファイルの URL を指定します。
|
font |
SansSerif-plain-14 |
この指定は font.sans-serif に変わりました。(バージョン 0.4 の時点ではまだ有効ですが、将来廃止される予定です)
|
font.serif |
Serif-plain-14 |
serif を指定した場合に使用されるフォントを指定します。下記のフォントの指定方法 を参照してください。
|
font.sans-serif |
SansSerif-plain-14 |
sans-serif を指定した場合に使用されるフォントを指定します。下記のフォントの指定方法 を参照してください。
|
font.cursive |
SansSerif-plain-14 |
cursive を指定した場合に使用されるフォントを指定します。下記のフォントの指定方法 を参照してください。
|
font.fantasy |
SansSerif-plain-14 |
fantasy を指定した場合に使用されるフォントを指定します。下記の フォントの指定方法 を参照してください。
|
font.monospace |
SansSerif-plain-14 |
monospace を指定した場合に使用されるフォントを指定します。下記のフォントの指定 を参照してください。
|
font.style |
sans-serif |
デフォルトで使用するフォントファミリーを指定します。serif, sans-serif, cursive, fantasy, monospace の中から指定します。HTML 中で FONT タグや、CSS の font-family で切り替えることが出来ます。
|
addressbar |
true |
アドレスバーを表示するかどうかです。true, false が指定でき、false が指定された場合のみアドレスバーが表示されなくなります。
|
scrollbar |
true |
スクロールバー表示するかどうかです。true, false が指定でき、false が指定された場合のみスクロールバーが表示されなくなります。
|
spin |
false |
画像を回転させるかどうかです。true, false が指定でき、true が指定された場合のみ回転して表示されます。true が指定されている場合、各画像が回転させるかどうかは、spin. で始まる他のパラメータに依存します。
|
spin.gif |
auto |
このパラメータは、spin パラメータに true を指定した場合に有効です。回転させる画像の中でも、GIF 画像を回転させるかどうかです。下記の 画像の回転指定 を参照してください。
|
spin.jpeg |
auto |
このパラメータは、spin パラメータに true を指定した場合に有効です。回転させる画像の中でも、JPEG 画像を回転させるかどうかです。下記の 画像の回転指定 を参照してください。
|
spin.png |
auto |
このパラメータは、spin パラメータに true を指定した場合に有効です。回転させる画像の中でも、PNG 画像を回転させるかどうかです。下記の 画像の回転指定 を参照してください。ただし、多くの環境で PNG 画像は表示できません。
|
spin.* |
auto |
このパラメータは、spin パラメータに true を指定した場合に有効です。回転させる画像の中でも、GIF、JPEG、PNG 以外の画像を回転させるかどうかです。下記の 画像の回転指定 を参照してください。
|
swapdecoration |
false |
テキスト修飾ラインの左右位置を交換するかどうかで、true, false が指定できます。テキスト修飾ラインとは、スタイルシートの text-decoration による修飾で、リンクの左側(通常のブラウザでは下側)に表示されるラインがこれに相当します。true が指定された場合、通常は左(通常のブラウザでは下側)に引かれるラインが右側に表示されるようになります。デフォルトでは、レイアウトを右に90度回転させるために、下線は左側に引かれますが、「縦書きの線は右側が普通」という人は、このパラメータを true にしてください。
|
loglevel |
10 |
ログのレベルを 0 - 10 の範囲で指定します。10 はエラー以外表示されませんが、数が少なくなるにつれ、冗長になります。このログは、Java コンソールに出ます。Web ページの作者が、HTML を検査するのに利用すること想定しています。従って、インターネットで公開するときは、このパラメータを削除してください。このパラメータは暫定的なもののため、将来変更されるかもしれません。
|
- フォントの指定
-
フォント指定文字は、Java の
Font.decode(String)
メソッドが解釈できる文字である必要があります。この書式は、おおむね「フォントファミリー名-スタイル-サイズ」となっています。フォント名は SansSerif, Serif, MonoSpaced, Dialog
のいずれかです。マシンにインストールされているフォント名を直接指定すると、環境によって表示されません。スタイルは、plain
のみ指定できます。
- 画像の回転指定
-
all, auto, no
を指定でき、all
を指定した場合は、その画像タイプすべてが回転されます。auto
は、画像の大きさ、縦横比によって回転するかどうかが決まります。no
は、その画像タイプは回転されません。
spingif, spinjpeg
パラメータは、バージョン 0.4 で削除されました。
気付いたかと思いますが、lib
ディレクトリの下には、kagetaka-old-applet.jar
以外にも、アプレット用の jar ファイルがあります。それぞれ次の特徴があります。
ファイル名 |
標 |
効果 |
kagetaka-old-applet.jar |
- |
通常の影鷹アプレットの jar ファイルです。下記の「○」が付いたファイルを含んだものと同等です。
|
kagetaka-old-applet-basic.jar |
○ |
影鷹アプレットの jar ファイルですが、基本的な機能しか持っていません。
|
kagetaka-old-applet-ruby.jar |
○ |
ルビをサポートする追加ファイルです。
|
kagetaka-old-applet-table.jar |
○ |
テーブルをサポートする追加ファイルです。
|
kagetaka-old-applet-form.jar |
× |
フォームをサポートする追加ファイルです。Mocrosoft の JavaVM では、GET は出来ますが POST が出来ません。<form method="post"> としていないか気を付けてください。
|
kagetaka-old-applet-style.jar |
○ |
スタイルをサポートする追加ファイルです。
|
kagetaka-old-applet-cookie.jar |
× |
クッキーをサポートする追加ファイルです。これを組み込んでも、Microsoft の JavaVM ではクッキーを利用できません。注意してください。
|
「標」の欄が「○」になっているものは、標準(kagetaka-old-applet.jar
)で組み込まれている機能です。「×」になっているものは、別途追加で組み込む必要があります。
標準で組み込まれている機能で要らないものを削る場合には、kagetaka-old-applet.jar
ではなく、kagetaka-old-applet-basic.jar
を使い、必要な他のファイルを指定します。こうすることにより、訪問者がダウンロードする jar ファイルのサイズを減らすことが出来ます(微々たるものですが)。
指定方法ですが、applet
タグの archive
属性にカンマ「,
」で区切って複数指定します。例えば、テーブルだけを利用する場合は次のようになります。
<applet
code="net.hizlab.kagetaka.applet.HawkApplet"
width="600" height="480"
archive="kagetaka-old-applet-basic.jar,
kagetaka-old-applet-table.jar">
...
</applet>
このように、サポートする機能を個別に指定する場合は、kagetaka-old-applet.jar
か kagetaka-old-applet-basic.jar
のいずれかが必ず必要です。また、kagetaka-old-applet.jar
を指定しているのに、すでに含まれている機能の jar ファイルを指定するのもやめてください。
私たちは、basic
ファイルが、まだ大きいと考えているので、将来 basic
でサポートする機能を、もっと少なくする可能性があります。バージョンアップ時には、NEWS
ファイルを必ず見るようにしてください。